ヘッドライトをつける時間帯とライトの種類

ヘッドライトを点ける時間帯

車も自転車も同様に、夜間走行時は必ずライト(ヘッドライト)を点けて走行しなければ、道路交通法第52条の「無灯火義務違反」に則り罰せられます。
違反金の支払い、違反点数を引かれたりしますし、何よりも大きな事故の原因になるのでライトは必ず点けましょう。

そこで気になるのがヘッドライトを点ける時間帯です。
ヘッドライトを点ける時間帯は「日没から日の出の時間帯」と大まかにしか定められていません。
まだ目視では明るい夕方くらいに走っている車を見ていると、既にライトを点けている車もあればまだ点けていない車も見られると思います。
夏は日が落ちるのが遅いからと、冬と違ってライトは遅めに点けているという方も多いのではないでしょうか。

ヘッドライトを点けるタイミングとして理想なのは、目視で暗く感じる一時間前くらいとも言われています。
夕方は最も事故が起こりやすい時間帯ともされていますので、「まだ明るいから大丈夫!」と考えるのではなく、「まだ明るいけどそろそろライトを点灯しよう」と余裕を持った考えで運転しましょう。
最近の車にはヘッドライトの自動点灯機能がついていることもあるので、そうした機能を利用するとうっかりライトを点けるのが遅くなってしまったということも無くなりますよ。
2020年以降に発売される車については、この自動点灯機能が義務化されるそうです。

ビギナードライバー向け!車のライトの種類と使い分け

ところで、まだ免許取りたてで運転に慣れていない方には、車のライトの種類が多くてどれを使えば良いのか分からない、なんて方もいるのではないでしょうか。
そこでこれから、車のライトの種類と使い方をご紹介いたします!

  • AUTO
  • 自動点灯機能が点いている車限定のライトの機能で、常にレバーをこのAUTOに合わせておけば、周りの明るさに応じて自動でライトのオン・オフをしてくれます。
    ヘッドライトのオン・オフを手動でするのが面倒くさい方はもちろん、トンネルの出入りが多くなる時にも一々手動でライトのオン・オフをする必要が無くなるので便利です。

  • スモール
  • 左右両側に光が点灯しているマークは「スモールランプ(車幅灯)」です。小さなランプが点灯します。
    夜間停車時に自車の存在を知らせる時、ヘッドライトだと眩しすぎる可能性があるのでその代わりとして使用するものです。
    まだ明るい夕方時にもスモールランプを点灯して走行している車を見かけることもありますが、現状では黙認されているものの、実はスモールランプのみの点灯で走行することは違反になります。

  • ヘッドライト
  • 夜間走行時に点灯しなければならないライトです。
    初期設定は基本的にロービームに設定されていますので、ハイビームにしたいときはレバーを奥に押し込みましょう。
    対向車の多い夜間走行時には基本的にロービームを使うことになるので、すぐにヘッドライトが付けられるように、手元を見ないで操作出来るようにしましょう。

  • ハイビーム
  • ロービーム点灯時に操作レバーを奥に押し込むとその位置でレバーが固定され、ハイビームに切り替わります。
    前方およそ100m先まで照射するライトで、夜間走行時に使用します。
    対向車が多い時は眩しすぎて迷惑をかける可能性があるので、その時はレバーを手前に戻してロービームにして運転しましょう。
    ハイビームの時にはインジケーターに前照灯のマークが点きます。

  • パッシング
  • ロービーム点灯時に方向指示器用の操作レバーを手前に引くと一時的にハイビームになります。
    操作レバーを手前に引いてすぐ戻し、ハイビームとロービームを瞬間的に変化させる行為を何度か繰り返すとパッシングになります。他車に何かしらの意思を伝えたい時に使用することになります。
    例えば、他車に道を譲る時に「どうぞ」という意味でも使う方がいますし、道を譲られた車が感謝の意味で使うこともあります。
    他にも道路に異物があることを伝えるなどの注意喚起をしたり、使う人や地域によってその意味が変わってきます。
    パッシングされたときは何かしら理由があるので、周りをよく見たり自分の運転を確認したりしましょう。

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