車種によって給油口の位置が違う理由

車の給油口の位置は車種によって違いますので、いつもと違う車に乗っていると出発前に確認していてもど忘れしちゃう…なんて事があると思います。
車内から給油口の位置を知る方法としては、有名なものに、ガソリンタンクのイラストに一緒に描かれている矢印の方向が給油口というものがあります。

最近の車ならガソリンタンクのイラストと矢印は標準で記載されているので、よほど古い車で無い限り困ることはありません。
しかし、そもそもなぜ給油口を統一していないのか、疑問に思ったことはありませんか?

給油口が統一されないのはなぜ?

給油口を左右どちらかに統一すれば面倒じゃないのに、と考えたことのある方は多いと思います。
日本では給油口の位置を決める法律そのものはありませんが、道路運送車両法第18条7項で、「給油口とマフラーの配管は300mm以上離すこと」と定められています。
つまり給油口の位置はマフラーの位置によって決められることになるのです。
現在ではマフラーの反対の位置に給油口を設置するのが一般的となっています。

では、なぜマフラーと給油口に距離が必要なのかという理由について、主に挙げられるのが事故リスクの軽減目的です。
マフラーは熱を持つ部分ですから、給油口から吹きこぼれたガソリンなどが付着してしまうと危険ですので、そうしたことを回避する為に距離が決められているんですね。

左右2本出しマフラーの場合とメーカーの考え

2本だしマフラーの場合ももちろん同じで、配管が左右のどちらに寄るかで給油口の位置が判断されます。

配管を左右どちらかに寄らせるかはメーカーによって違いますし、同じメーカーでもどちらに寄せるとは決めていないようです。
ただ、コスト削減の為にできるだけ左右どちらに寄せるという認識はあるみたいですね。
また、日本では車は左側通行ですので、できるだけ歩行者から離れた位置にマフラーを設置するようにするという考えのメーカーが多いそうです。

さらに国内メーカーとは違い、外車についてはメーカー毎で左右のどちらにマフラーを設置するかの取り決めがきっちり決まっています。

https://youtu.be/T7Wu3z7Zpo0

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