運転中の眠気。その原因と眠気覚まし法

車の運転中、強い眠気に襲われて困ることがある、という方は少なくないと思います。

特に景色が変わらずに単調な運転になりがちな高速道路や食後の運転等、眠くなるケースは多いです。

今回はなぜ運転中に眠くなるのか、そしてその眠気はどうやって対処するのが良いのかをご紹介いたします。

運転中に眠くなる原因

眠気が来ると聞くと真っ先に思い浮かぶのは「睡眠不足」です。
しかし十分な睡眠時間をとっているのにも関わらず、運転を始めて時間が経つと眠くなることがあります。

もし睡眠時間をしっかり取っていて眠くなるという場合は、主に下記のような原因が考えられます。

睡眠の質が悪い

自分ではしっかり睡眠時間を確保していて十分に寝たはずなのに眠い、そういう場合は睡眠の質が良くない可能性があります。

睡眠の質が悪いと睡眠時間を十分に取っていても睡眠不足に陥ってしまうのです。
睡眠不足で運転することは、酒気帯び運転で免許停止処分とされるのと同程度の注意力の低下や視覚機能の障害が現れてしまいます。

寝付きが悪い、寝起きがすっきりしない、夜中に何度も目が覚めるというようなことがあると、睡眠の質が悪いと言えます。

また、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠に関わる病気が関わっている可能性もあるので、場合によっては病院で検査を受けてみるということも必要です。

過労運転

長時間の運転や疲労時に運転すると、睡魔が現れることがあります。
特に仕事上長時間運転になりがちなバスの運転手、トラックドライバーの方に多く見られる原因です。

長時間の運転が必要な時は続けて運転せず、最低でも2時間に1回は休憩を取るようにしましょう。
休憩時も車内にずっといるのではなく、少しでも降車して外の新鮮な空気を吸う、軽く身体を動かして血の巡りを良くする等すると眠気が取れやすいです。

時間帯

とある居眠り運転に関する調査データによると、14時から16時、深夜・早朝というような交通量が比較的穏やかな時間帯、また人間の睡眠サイクル的にも眠くなりやすくなる時間帯に居眠り運転が多発するというデータが出ているようです。

眠気を覚ます方法

正しい生活習慣を送っていても眠気というものは襲ってきてしまいます。
眠気があるまま運転を続けてしまうと大きな事故を引き起こしてしまうリスクもあります。
最悪の事態を引き起こさない為にも、眠気を覚ます方法は知っておくべきです。

特に無理に運転を続けず、車を一旦停めて休憩を挟むことは非常に重要です。

仮眠を取る

一番いい対処法が、車を停めて仮眠をとることです。15分~30分だけでも仮眠ができれば眠気も大きく改善します。

身体を動かす

仮眠を取る時間がない場合や長期運転時は、車を停めて少し外に出るのがおすすめです。
新鮮な空気を吸いつつ少しストレッチをしたり歩いてみたりするだけでも、頭は大分スッキリします。

洗顔

冷たい水で顔を洗うだけでも、眠気をすぐ飛ばしたい時には大変有効です。

一番良いのは上記のように一旦車を停めることですが、場合によってはすぐに車が停められない事もあると思います。
その場合は運転しながら対策を取らなければなりません。

ガムなどを噛む

「噛む」という咀嚼行為は脳に刺激を与えられるため、眠気を軽減する効果が期待できます。
咀嚼できれば何でも良いですが、特に手軽でおすすめなのはガムを噛むことです。
最近は眠気を覚ますことに特化したガムも多く販売しているので、そうしたガムを運転前に用意しておくといいでしょう。

カフェインを摂る

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインには、脳を覚醒させ集中力を高めてくれる効果があります。
またカフェインには眠気以外にも疲れをとる効果があると言われています。
運転の疲れによる眠気も防げるため、運転中の眠気覚ましには非常に適しているといえるのです。

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